プロジェクト図

□地域福祉施設との連携

・地域社会との連携、交流および施設等の交流計画立案(ソフト)

地域の子供たちが馬を介在することで、人と人との会話がつながっていく子供と大人、若者と高齢者、健常者と社会的弱者が共に助けあって暮らす地域社会を築くき地域社会への普及と啓蒙を目指す市民活動を応援しています。また、乗馬には、教育乗馬、治療乗馬、レクレーション・スポーツ乗馬と大きく分けて4つのカテゴリーがあり、質の高い施設計画と教育された優秀なスタッフがいれば、あらゆる対象者が施設を利用し障害者との交流を深めることも可能です。

□地域福祉施設との連携

・地域社会や養護学校、教師、友人との連携

障害者乗馬が身体的、精神的な問題をもっている人々の改善に役立つことは世界中で認識されています。馬を導入することの意味はリハビリテーションといった治療的効果だけに留まるものではありません。馬の導入によって生まれる最大の長所は「命」の提示です。馬を見たり、触れたり、乗ることができる場の提供により「命」という共通のキーワードを吹き込むことが馬には可能です。このつながりこそ、ノーマライゼーションや地域の養護学校や教師、友人との絆を深めていきます。
※ノーマライゼーション【normalization】
《正常化の意》高齢者や障害者などを施設に隔離せず、健常者と一緒に助け合いながら暮らしていくのが正常な社会のあり方であるとする考え方。また、それに基づく社会福祉政策。

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□障害者乗馬施設の紹介

・施設設計の協力と相談および具体的なプラン計画の立案(ハード)

ホースセラピーを実施するためのハード面の整備は、従来の乗馬クラブや競走馬飼育施設の延長ではなく、当初から障害乗馬というコンセプトを持って施設を計画することが重要です。このように入所・通所の福祉施設において最初から障害者のための乗馬施設という理念で建設される施設は日本に皆無です。
ホースセラピーを実施するためには、人も馬も豊かな環境空間の中でストレスが少なく気分よく行え、なおかつ天候不順の場合でもプログラムの実施に影響を与えないような配慮が必要です。「YUI」プロジェクトでは、人と馬の動線と管理やケアのしやすさ、人と馬への安らぎをもたらす空間的配置と施設建設の相談や具体的なプランのご提案をいたします。

□ポニーの紹介と教育

・乗馬用セラピーホースの育成と乗馬インストラクターの教育

障害者乗馬のもっとも重要な要素は「セラピーホース」の育成です。セラピーホースとしての要件は、人との信頼関係が完全に確立していることであり、歩行、発信、停止、後退。方向転換などが人の指示どうりなさなければなりません。とくに、騎乗時の停止状態が安定して確保されていること、突然の物音や騎乗者の奇声、バランスの崩れなどにも動揺することのない馬を教育することが望まれています。また、地域の子供たちが馬を介在することで、人と人との会話がつながっていく子供と大人、若者と高齢者、健常者と社会的弱者が共に助けあって暮らす地域社会を築くき地域社会への普及と啓蒙を目指す市民活動を応援しています。

・優秀なインストラクターの育成および地域社会との連携、交流

ホースセラピーの実施に際しては、乗馬インストラクター、ヘルパー(サイドウォーカー)の3種類の役割分担をもったスタッフの協力が不可欠です。質の高いホースセラピーを実施するためには、それぞれのスタッフが十分な教育を受け、かつ経験豊かで優秀なスタッフであることが要求されます。
乗馬インストラクターはクライアントの状態把握、馬の選択、他のスタッフへの指示、乗馬プログラムのメニュー作成、乗馬後の検討会主宰など、全般にわたって責任と権限を有している中心となるもので、有資格者(障害者乗馬ライセンス)であることが望まれます。
わが国では日本馬術連盟が認定する乗馬ライセンス制度がありますが、これは一般乗馬における競技能力の向上を目的としたもので、障害者乗馬の指導員の育成を目的としていません。
YU Iプロジェクトでは従来にない本格的なホースセラピーの現場で乗馬レッスンと医学・理学療法教育を十分な質と量で提供する障害者乗馬インストラクターの育成を行います。このインストラクター教育事業はハードの建設と同時にまたはそれ以前に始める必要性があります。本育成システムによるインストラクター資格認定を行えるように発展させて地域社会との連携と交流を深める活動を行いたいと考えています。

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NPOヨナグニウマふれあい広場より写真提供

□教育研究分野との学術交流

・スポーツを通じての教育と啓蒙と心理的リハビリテーション、社会適応への研究

障害者の目標は社会復帰を早めることです。さらには知的障害者競技への参加も条件が揃えば可能になります。障害者乗馬の最大の長所としては、患者が喜びながらセラピーの目標に向かって生きることができる点です。いやいや従うセラピーではなく自らが楽しみながら実施するセラピーとでは、その治療効果も異なる研究結果が出ています。障害乗馬は、平均感覚、固有感覚、皮膚感覚(触覚、温度感覚)、視覚、聴覚からの入力信号が中枢神経内で統合され(感覚統合)、新たな神経系ネットワークが形成されることに最大の医学的、整理学的効果があるものと思われ障害者乗馬の目標として定め学術交流を図っています。

□医療機関との連携

・障害者のための乗馬と身体的リハビリテーションおよび重複障害に対する人格的アプローチ
障害者の種類は、脳性麻痺、自閉症、多動症。アスペルガー症候群、広汎性発達障害、脳卒中、側弯症、精髄損傷など多岐に渡りその症状の重症度も一様ではありません。そのため、これらの病状を診断し、適切な乗馬指導メニューを選択するために、医師や理学療法士などの医療分野や医療施設の協力が不可欠です。